2015年12月22日火曜日

【ヨーロッパ文化演習,基礎演習】笛ゼミ演奏会2015(2015/12/22,11号館1Fロビー)

第5回 笛ゼミ演奏会2015


恒例になりました「笛ゼミ演奏会」を,今年も行ないます!!
毎年たくさんの方にご来場頂いておりますが,今年は11号館に戻って行ないます。

今回は,中世(ノートルダム楽派),後期イギリス・バロック(ヘンデル),初期イタリア・バロック(カステッロ)というバラエティに富んだ構成になりました。

編成も,歌,鍵盤,小シンバル,ヴィオラ,ファゴット,アルトサックス,アコースティック・ギター,リコーダー,トロンボーン,バロック・ギターととても多彩です。

火曜日のお昼休み,学生たちの演奏をぜひ聴きに来て下さい!
お待ちしております。
竹内 茂夫(文化学部国際文化学科。
音楽文化論,ヨーロッパ基礎演習,演習I, II担当)

■日時 2015年12月22日(火) 12:30~13:00

■場所 11号館1Fロビー

■曲目(チラシ作成後編成に変更がありました)

【ヨーロッパ文化演習I】

ペロティヌス(ペロタン)(1200年頃活躍)
 《オルガヌム大全》(12-13世紀) より
 4声オルガヌム〈首長たちは集いて〉

美濃部勝哉 竹内茂夫(歌) 高橋小鈴(小シンバル) 呉田愛里花(オルガン)

【ヨーロッパ文化演習II,基礎演習】

ジョージ・フリデリク・ヘンデル(1685-1759)
 オペラ《セルセ》HWV40(1738)より
 〈オンブラ・マイ・フ〉

上明日香(歌) 友本真紀(アルト・サックス) 竹内茂夫(リコーダー) 松浪楓(ヴィオラ) 高嶋一登(ファゴット) 橋本哲也 安井利枝(ギター)

ダリオ・カステッロ(17世紀前半)
 《現代様式の協奏ソナタ集》第2巻(1629)より
 ソナタ第16番 4声 弦楽器のため
 
筒井茉衣 野口彩(リコーダー) 松浪楓(ヴィオラ) 高嶋一登(ファゴット) 岡田真美(トロンボーン) 竹内茂夫(バロック・ギター)

中川陸(カメラ,メイキング作成) 岡本彩(チラシ作成)

問合せ 竹内 茂夫(atake (アット) cc.kyoto-su.ac.jp)

2015年12月5日土曜日

平成27年度西アジア言語研究会(2015/12/5,京都産業大学)

平成27年度 西アジア言語研究会


平成27年度の研究会を,下記の通り行い,7名の参加者でした。
今年も小さい発表を行いました。

日時: 平成27年12月5日(土) 14:00~17:00
場所: 京都産業大学 第2研究室棟1階会議室
プログラム

 永井 正勝 「新エジプト語における同一形態素の異表記とその環境について−3人称共通性複数形の接尾代名詞=wを事例として」
 竹内 茂夫 「古典ヘブライ語の「女性語尾」−特に「女性複数語尾-ôṯ」の諸問題」
 吉田 和彦 「つぎつぎに明かされるヒッタイト語動詞の謎——解読100年をむかえて」
終了後,懇親会を行いました。

2015年11月15日日曜日

日本音楽学会第66回大会(2015/11/15,青山学院大学)

日本音楽学会第66回大会 


■日時 2015年11月14日(土)〜15日(日)
■場所 青山学院大学青山キャンパス 


「バビロン捕囚の帰還者リストに現れる「女性歌手たち」(エズラ2:65,ネヘミヤ7:67)とは何者か? 」という研究発表を行いました。

フロアからも有益な質問やコメントを頂き,終了後もしばらく意見交換をする機会が与えられて感謝でした。 

『音楽学』編集委員からも原稿の投稿を促されましたので,質疑応答を踏まえて研究を深めて投稿できるようにしたいと考えています。

2015年7月13日月曜日

【音楽文化論】プチ演奏曲目一覧:2015A(春学期)

音楽文化論では,毎回できるだけ当時の曲をリコーダーまたはバロック・ギターで演奏するようにしています。
今年の春学期のリストです(最新順)。

7/16
♪ガスパル・サンス  (17世紀中頃-18世紀初期):《スペイン・ギター指南~上達までの根本的原理》より
 アレマンダ〜コリェンテ〜サラバンダ
(バロック・ギター。415Hz)

7/9
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657蘭):《笛の楽園》より
 〈緑の菩提樹の下で〉
(中世ソプラノ440Hz)

7/2
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657):《笛の楽園》より 
 〈天にまします我らの父よ〉(主の祈り)抜粋
(中世ソプラノ440Hz)

6/25
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657):《笛の楽園》より 
 〈イギリスのナイチンゲール〉
(キンゼカー・ソプラニーノ442Hz)

6/18
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657):《笛の楽園》より 
〈バタリ〉抜粋
(エイクソプラノ466Hz)

6/11
♪ジョヴァンニ・バッサーノ (1558頃-1617):《リチェルカーレ,パッサッジョ,カデンツ集》より
 リチェルカーレ第4番
(ガナッシG466Hz)

6/4
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657):《笛の楽園》より 
 〈おお,聖なる幸いなベツレヘムよ〉
(中世ソプラノ440Hz)

5/28
♪エスタンピー〈トリスタンの嘆き~ラ・ロッタ〉
(中世ソプラノ440Hz)

5/21
♪ヤコプ・ファン・エイク (1590頃-1657):《笛の楽園》より
 〈詩篇134〉
(エイクソプラノ466Hz)

5/14
♪アントン・ヘーベルレ (1780頃-1806/16):チャカンまたはリコーダーのためのファンタジーより
 アダージョ
(フラウト・イタリアーノG管415)

4/30
♪ガスパル・サンス (17世紀中頃-18世紀初期):《スペイン・ギター指南~上達までの根本的原理》より
 カナリオス
(バロック・ギター。415Hz)

4/23
♪アウレリオ・ヴィルジリアーノ(1600年頃活躍):《甘い林檎の樹》より
 横吹きフルート,ヴァイオリン,コルネット,その他の楽器のためのリチェルカーレ
(ガナッシG466Hz)

4/16 インフルエンザにより休講

4/9
♪ガスパル・サンス (17世紀中頃-18世紀初期):《スペイン・ギター指南~上達までの根本的原理》より
 カナリオス(ラスゲアードのみ)
(バロック・ギター。415Hz)

2015年7月6日月曜日

【神戸ルーテル神学校語学講座ヘブル語編】7/30 (木)文法の箇所



やさしく読める聖書語学短期講座(ヘブル語文法の続報)

(ヘブル語に限定案内。詳細は添付画像および神学校のサイトをご覧下さい)


日 時  2015年7月29日(水)~30日(木)
場 所  神戸ルーテル神学校 http://www.koluthse.jp/
講 座  ルツ記で学ぶヘブル語文法、初級
     竹内 茂夫 (本校ヘブル語講師、京都産業大学准教授)
受講料  一日6,000円(一コマ3,000円)

29日(水) 13:30-16:00 ヘブル語初級(文字の読み方から)
30日(木) 10:00-12:30 ヘブル語文法I(ルツ記4章を使ってヘブル語文法を学びます)
     13:30-16:00 ヘブル語文法Ⅱ(同上)

※30日のヘブル語文法を受講される方は,ルツ記4章で学びます。
邦訳聖書を2〜3種類比べて読んでおかれることをお勧めします。

2015年6月5日金曜日

【神戸ルーテル神学校語学講座ヘブル語編】7/29 (水)〜30 (木)


やさしく読める聖書語学短期講座のご案内

(ヘブル語に限定案内。詳細は添付画像および神学校のサイトをご覧下さい)

日 時  2015年7月29日(水)~30日(木)
場 所  神戸ルーテル神学校 http://www.koluthse.jp/
講 座  ルツ記で学ぶヘブル語文法、初級
       竹内 茂夫 (本校ヘブル語講師、京都産業大学准教授)
受講料  一日6,000円(一コマ3,000円)

29日(水) 13:30-16:00 ヘブル語初級(文字の読み方から)
30日(木) 10:00-12:30 ヘブル語文法I(ルツ記を使ってヘブル語文法を学びます)
     13:30-16:00 ヘブル語文法Ⅱ(同上)

※ヘブル語文法を受講される方は,ルツ記の箇所をお知らせしますので,邦訳聖書を2〜3種類比べて読んでおかれることをお勧めします。

2015年6月1日月曜日

【オープンキャンパス6/14】「笛ゼミ」紹介とリコーダーのトリオで演奏します!

※終了しました。
日曜の午後ということもあり,ご来場下さった方は多くはありませんでしたが,
熱心にお聴き下さりありがとうございました!
来年4月にお目にかかれれば嬉しいです。

竹内が担当している通称「笛ゼミ」(ヨーロッパ文化基礎演習,演習I,演習II)のメンバーが,6/14のオープンキャンパスの学部イベントにて,1750年以前のヨーロッパの古楽をどのようにして学んでいるかというゼミの紹介を3回生2名が行い,2回生2名とともにリコーダーの演奏もします!

元々担当教員がリコーダーを吹くことから学生が「笛ゼミ」と付けてくれたのですが,去年あたりから学生の中でもリコーダーを吹きたいあるいは今でも吹いているという人が現れてきて,本当に「笛ゼミ」らしくなってきました。
(写真は,今回のトリオでのFrescobaldi)

今年は,ゼミに入ってまだ間がない2回生ですが,ずっとソプラノを吹いているか吹いていたということもあって,早速2名に参加してもらいます。
彼女たちにはたぶん初めての,17世紀イタリアの初期バロック音楽をやっていますが,初期バロックは音域としてソプラノが合いますのでなかなか良い感じになりそうです。

お時間ありましたら日曜の午後,ぜひお出かけ下さいませ!

■日時 2015年6月14日(日) 15:10〜16:00
■場所 京都産業大学12号館12304教室
■関連サイト http://sgc.kyoto-su.ac.jp/event/oc_jun2015.html
       (細かな情報がありませんが…)
■アクセス http://www.kyoto-su.ac.jp/access.html

2015年5月30日土曜日

【音楽文化論】補講「リコーダー9本で無伴奏12曲600年の旅」(追記・修正)

(曲目の詳細を追記しました)

 リコーダーは使用順に
・アルトF442
・アルトG415(フラウト・イタリアーノ)
・フラジオレット
・ソプラノC442
・テナーD440(ヴィオス・フルート)
・エイクソプラノC466
・テイバー・パイプD440
・ガナッシG466 (3曲)
・中世ソプラノC440
の9種,これにデモ用として
・ガルクラインC440
・ソプラニーノF440
・バスF440(キンゼカー)
でリコーダーの紹介をしました。

曲は
・J.S. Bach: Allemande, Solo p[our une] flûte traversière par J.S. Bach
・F. Brüggen: No. 4, 5 Studies for Finger Control
・A. Heberle: Allegro assai, Fantasie pour le Csakan ou Flûte douce
・R. Meares: 'Canary Bird,' 'Linnet,' 'Woodlark,' 'Sparrow,' 'Throstle,' The Bird Fancyer's Delight
・anon.: Green Sleeves to a Ground, The Division Flute
・J-M. Hotteterre 'le romain': Preludes Sol Mineure de Preludes pour la Flûte-a-bec (Moderé - Moderé - Gay), L'Art de Preluder
・J. van Eyck: Engels Nachtegaeltje, Batali, Der fluyten lust-hof, eerste deel
・C. de Rore/G.B. Spadi: Passaggio 'Ancor(sic!) che co'l partire,' Libro de passaggi ascendenti, et descendenti di grado per grado
・G. Bassano: Ricercata quarta, Ricercate, Passaggi et Cadentie.
・anon.: Lamento di Tristan - La rotta
・A. Virgiliano: Ricercata per Traversa, Violino, Cornetto et altri Instrumenti, Il Dolcimelo
で,リコーダー全体の紹介と解説を入れたら,90分を越えてしまいました(汗)。

そして,この前に別の補講があって,その時に並べ始めたら
「音が聴きたい」
というので,学校でも使っているソプラノ笛やアルト笛で吹いてみたら
「自分が吹いていたのと同じとは思えないキレイな音」
という感想を頂いて,プラ管でもちゃんと吹けば美しい音が出るのだよということを知ってほしくてリコーダーを吹いているので,狙い通りでした。

2015年5月27日水曜日

西日本支部第25回(通算376回)例会(2015/5/23)に参加しました

日本音楽学会西日本支部第25回(通算376回)例会が,東洋音楽学会西日本支部第267回定例研究会との合同で,大阪音楽大学で行われたので参加しました。
例会では,修士論文の発表3つと講演2つが行われました。
(その前に大音の博物館見学がありましたが,間に合いませんでした)

修論発表のうち,鷹阪龍哉(京都市立芸術大学大学院)「真宗高田派声明における博士と口伝──天台系声明の実唱について」において,声明の「楽譜」と口伝の差異がとても面白く,しかも声明を習っている先生は本学文化学部の卒業生の祖父であるというつながりもありました。

講演では,小泉文夫賞受賞記念講演である陳応時(上海音楽学院音楽学系教授)「私を敦煌琵琶譜研究に導かれた林謙三先生への感謝」の中国の楽律学の研究ならびに琵琶古譜とりわけ敦煌琵琶譜の解読研究が面白く,その調弦がどうなされていて,複数の違う曲で同じ調弦が指定されている場合どう見るかというのが非常に興味深いものでした。

両発表とも,縦書きの歌詞の横に付けられた記号をどのように読んでいくかという点に関して,旧約聖書ヘブライ語のテキスト(マソラ本文)にも似たようなことが行われているので,それを解析して復元するために良き刺激を得ることができました。 

最後の,浜松市楽器博物館嶋和彦(館長)「浜松市楽器博物館が試みてきたこと」も大変興味深く,学生を連れて一度行かねばと感じました。

2015年5月26日火曜日

ブログをこちらに移してHPのようにもしました

大学でのHPの編集がちょっと面倒なのと,これまで使っていたブログでは日記的なものが書けるだけでしたので,その両方の要素を実現して,研究業績や公演業績を一覧にしたくてこちらに写りました。

これまでのブログ http://atake.kyo2.jp/

その前のブログ http://atake.blog.shinobi.jp/

大学のHP http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atake/